あらすじ

冥界の皇女であるパトリシア・オブ・エンドは人間たちに「死」を忘れさせないために人間界に行き死の魔法を撃とうとします。

たどり着いた町・桜ヶ淵市は海や草木の自然に溢れた死と反対の「生」に溢れており、パトリシアは弱ってしまいます。

桜ヶ淵に住む青年・ノラに助けられなんやかんやあってキスすることになったのですが、ノラは魔法の力で「キスすると猫の姿になってしまう」ようになったのでした。

感想

システム

共通部分＋2ルートクリアした感想を。
ヒロイン4人いて、システム的には選択肢によって各ルートに入る形です。
選択肢は明らかにこのキャラのルートに入るやつだな、と分かるものが来ます。

パトリシア・オブ・エンド
冥界からやってきた皇女様。姉と妹がいる。

黒木未知
ノラの幼馴染で真面目な風紀委員。

明日原ユウキ
ノラの1つ下の後輩でバイト戦士。

夕莉シャチ
ノラと一緒に暮らしている世話焼きさん。

ヒロイン全員胸が大きいのは好印象。
巨乳好きというわけではないのですが、需要にこたえるためにあえて一人貧乳混ぜましたみたいなのあまり好きじゃないので制作陣の趣味を存分に入れてほしい。

シャチルート感想

一番好きなキャラで一番最初にクリアしました。

ノラとずっと暮らして来たこの子は、生い立ちとしては小さい頃にノラの母親に海で拾われたのが始まりでした。やんちゃでかわいい。
ノラの母親が死ぬ前にした約束でノラの世話をし、結婚相手を探す、「母親の代わり」になろうとしていたことが分かりました。母親というワードを意識した途端恋愛感情が薄れるノラには同情するｗ
テレビ取材で倒れてしまう等の出来事がありますがその末にノラの気持ちが届いて良かった。

恋人になったあと結婚するまでやるリストをこなしていくのはシャチもノラも初々しくてかわいい。
そんな中謎の機械が登場してシャチ正体が判明、地球の環境維持を司る天界人でした。

シャチが悲しむと地球環境に影響が出るよ、とスケールがかなり大きくなりました。
どう畳むんだろうと思ったけど障害も超えて二人幸せにやっていくことで解決。
わかりやすくてこういうの好き。笑顔も増えていいラストだった。

そして最後にナレーターがお母さんだったことが判明。
ずっと見守っていたことが分かってちょっと微笑ましくなった。家族にテーマ性を当てたいい話でした。

ユウキルート感想

いじめや動物虐待が出て来たりでちょっと心がえぐれてしまったルート。
最終的にはいい感じにスッキリ終わったからよし。
あとあっちゃんの声が好きすぎる。

猫カフェの猫たちと触れ合って猫の社会を学ぶノラ。
その中でユウキの過去を知ります。

ノラのことが好きだけど迷惑がかかるのが怖くて言い出せなかったユウキ。
可愛がった猫がいじめっ子に虐待された過去のトラウマからブレーキを踏むようになってしまったのは仕方ない。というかいじめが陰湿で結構えぐい。

ノラに心を絆され、自分に正直になったあとはめちゃかわいい。

恋人になったあとはひたすらイチャイチャします。
~~末永く爆発しろ。~~

過去にいじめを受けて不登校になっていたユウキ、そこから救い出してくれたノラたちにずっと感謝していたのでした。
引っ込み思案も徐々に直っていき、今に至ります。学年は後輩だけど実は元同級生だったのが分かります。その時からノラに恋心を抱いていて健気ですね。

ですが、そんな中過去にユウキが関わっていたヤンキーたちに嫌がらせを受けてノラがボコボコにされたり、猫カフェの猫たちが暴行を受けたりとかなり悲惨な事件が起こります。
ノラが退学覚悟で犯人に立ち向かった結果、停学となりユウキは悲しみに暮れます。
巻き込まれないようにしようとしてくれた友人たちも優しいし、それでもノラの味方をしたユウキはかっこいい。